ウイルスや細菌を撃退するアロマ~厳選7種の香りで気持ちよく除菌する方法~

いまだに勢いが収まらないコロナウイルスや風邪、インフルエンザ。

コロナの影に隠れていますが今我が家の近くではインフルエンザBが流行しています。
風邪もインフルもコロナもまず基本的な予防対策をしていくことが大切なのですが、除菌をする時にアロマテラピーを使ってみてはいかがでしょう。

アロマテラピーで利用されるエッセンシャルオイル(芳香性植物から抽出される有機化合物)は香りがよい上に心身体に同時に作用していき、抗菌作用や抗ウイルス作用を持つものが多くあります。

 

星の香り
今日は抗菌、抗ウイルス作用を持つエッセンシャルオイルのご紹介とその利用方法について詳しくお伝えいたします。

 

 

風邪とインフルエンザとコロナの違い

 

菌やウイルスに感染するとどれも同じ風邪のような症状が出ますね。
風邪のような症状っていうフレーズはよく聞く
一体、風邪ってなんなんでしょう?

 

普通、風邪と聞くと「鼻水、咳、喉の痛み、発熱」というイメージで上気道感染症と呼ばれます。
薬を飲むけれど基本的には自然に快方に向かうまで対処療法で対応します。
風邪にたいしてはワクチンもなければ劇的になおるような薬はありません。
風邪を引き起こす原因はほとんどがライノウイルスで上気道の炎症をおこし、
細菌が入る経路によって嘔吐、下痢など消化系に影響を与えるものもあり感冒性胃腸炎を引き起こします。大人は1年に数回かかるのが平均らしいです。

 

インフルエンザの症状は「急な高い熱、筋肉痛、疲労感」という症状がメインで
鼻水、咳という上気道の感染よりも体全体がしんどいという印象ですね。
流行性感冒と呼ばれインフルエンザは型が決まっていてワクチンがあります。
体内にワクチンを打つと受容体のポケットのような部分におさまり、インフルエンザウイルスが入り込む隙を作らないようにするという仕組みでウイルスによる体内の反応の暴走をかるくしてくれます。
タミフル、リレンザ、イナビル、ソフルーザと一度は聞いたことある抗インフルエンザ薬もあるのですが発症48時間以内に服用しないと効果がないといわれています。

 

コロナウイルスは昔からあったウイルスですが形を変えては大流行を起こす厄介なウイルス。
SARS、MARSと2019年新型コロナウイルスと近年においても新しいタイプのウイルスが確認されていて今のコロナウイルスはCOVID19(コビッド19)と呼ばれます。呼吸器疾患を引き起こし、人や鳥や豚、犬など家畜やペットからも発見されています。
コロナウイルスが怖いのは重症になりやすいところで現在治療薬がないところ。風邪でもインフルエンザでも、重症者や死者も出ているのです。ですが今のCOVID19は治療法が確立されていないのでビクビクしてしまいますよね。

 

風邪でもインフルエンザでもコロナウイルスでもウイルスによる感染症には代わりなく、予防方法も基本の予防法になってきます。

予防法の基本は

家に入る前にウイルスを落としてから入ったり、
外出から帰ってきたらよく手洗いをすることや
目や口など粘膜のあるところを触らない
うがいをする、鼻の洗浄も有効だと思います。

 

空気をきれいに保つため換気をしたり
アロマスプレーで精油を拡散して細菌やウイルスを撃退する。

 

ストレスを溜めないように心がけ体力をつけ
免疫力をあげる食事をしたりたっぷり睡眠をとる。

 

といったホントに基本的なことをきちんと行い
ウイルスを過度に怖がらないようにし
精神的に落ち込まないように気を付けたいですね。

 

 

抗ウイルス作用、抗菌作用を持つ厳選7種類のエッセンシャルオイル

 

アロマテラピーにおいて使われる芳香性植物には多かれ少なかれ抗菌作用を持つものが多いのですが、そのなかでも特にこの時期によく使っているエッセンシャルオイルをご紹介いたします。

 

1.ユーカリグロブルス、ユーカリラディアタ、ユーカリスミティー

ユーカリには品種が多くあります。そのなかでも上気道感染症にはユーカリグロブルス、ユーカリラディアタ、ユーカリスミティーが一般的で手に入りやすい品種です。
1.8-シネオールがきいたスッキリとした香りで嗅ぐと喉に染み渡り、喉の不調や呼吸器疾患にたいして去痰やカタル症状を改善してくれます。どの品種も乳幼児にはお肌につけないようにしてくださいね。


グロブルスは1.8-シネオールが一番多く含まれていて薬っぽい香りです。去痰作用でジェルなどに混ぜて胸に塗って使います。乳幼児には芳香のみで対応します。単品で使うよりブレンドにいれて使う方が使いやすい香りです。


ラディアタは柔らかい香りで一番使いやすいユーカリです。スーっとした香りにちょっとフルーティーな香りが入っていて風邪やインフルエンザの予防、咳の緩和など日常的に使える1本です。


スミティーは清々しい香りでグロブルスより柔らかい。心身ともにスッキリさせ抗菌、抗ウイルス、抗カタル、去痰作用があります。

 

2.ティツリー

ティツリーはアボリジニーが昔から治療薬として利用してきた植物です。エッセンシャルオイルをはじめて揃えるとき必需品の1本。テルピネン-4-オールは樹木の香りするのですが、細菌にたいしてはめっぽう強く空気、お肌どちらも抗菌してくれます。


ティツリーはちょっとピリッとする香りを含んでいます。何より使い勝手が良く、傷などお肌のトラブル、抗菌抗ウイルスはもちろん免疫調整作用もあり、幅広く使えるエッセンシャルオイルなので常備したい1本です。

 

 

3.ラヴィンツァラ

ラヴィンツァラはユーカリと似ている香りで1.8-シネオールが主成分の芳香性植物です。冬の香りの定番でユーカリと共に揃えたい1本。カタル症状を改善してくれます。


ラヴィンツァラは抗ウイルス作用に特化しています。それだけではなく免疫を刺激して元気にさせてくれる作用もあるので心身ともに疲れたときや深い眠りが欲しいときにも役に立ちます。

 

 

4.クローブ

クローブはスパイスの丁子のつぼみから抽出されるエッセンシャルオイルです。オイゲノールの香りは強く抗菌、抗ウイルス作用が非常に強いので感染症予防に良く使われます。
フェノール類が主成分なのでお肌を荒らす危険がありますので使う量に注意が必要です。妊婦さんは利用しないでくださいね。


クローブはエキゾチックな香りではじめて嗅ぐとびっくりするかもしれません。抗菌、抗ウイルス、抗真菌作用が強力なので感染症予防に心強い味方となってくれます。個人的にはインドネシアの香りで思い出が甦る好きな香りのひとつです(^-^)

 

5.シナモンカッシア

シナモンカッシアはニッキの香りで抗菌、抗ウイルス作用はトップクラスです。免疫力をあげることも得意なエッセンシャルオイルです。ケイ皮アルデヒド類が主成分なので肌への利用に気をつけて妊婦さんは利用しないでくださいね。


シナモンカッシアは消化器の感染症にも有効でブレンドオイルに少しだけブレンドして局所に使うと効果的です。香りは強いので使う量に気をつけてくださいね。

 

6.レモン

レモンは食用のレモンの皮から抽出されます。誰からも好まれるお馴染みの香りで空気清浄にスプレーするときに使うと気分のリフレッシュもできます。お肌につけ紫外線に当たると赤くなったり、シミになったりしますので気をつけて使ってください。


レモンは皆さんが良くご存じの香りなので使いやすい1本です。抗菌、抗ウイルスのほかにも消化器系の不調や下痢にもオススメのエッセンシャルオイル。スプレーにして抗菌、ブレンドオイルにしてお腹に塗るなど利用できます。

 

7.ローズマリーシネオール、ローズマリーベルベノン

ローズマリーはシネオール、ベルベノンと特化した成分により数種類の分類があります。このうち抗菌、抗ウイルス作用を持っているものはシネオールとベルベノンです。シネオールは1.8-シネオールで頭をスッキリさせて集中力もあげてくれます。ベルベノンはαーピネンが主成分ですが抗菌抗ウイルス作用があり気分もスッキリさせてくれます。


ローズマリーシネオールは抗感染症ブドウ球菌などにも作用します。気管支炎などの喉の不調などの症状緩和もしてくれ風邪やインフルエンザの予防に役に立ちます。


ローズマリーベルベノンはお料理にも使われる品種です。フレッシュなハーバルノートは肝臓の調整をしてくれ気分転換にもなります。

 

他に
ペパーミント、グループフルーツはお子さまのいる家庭でも使いやすく、ラベンダーやタイムなどはどの品種でも作用を持ち役に立ってくれます。
お手持ちのエッセンシャルオイルがある場合はまずそちらから利用してくださいね。エッセンシャルオイルは酸化に弱いので一度開封したら早めに使いきることが鉄則です。無くなったら新しく購入していくことをオススメいたします。

 

 

抗菌、抗ウイルス作用を最大限に引き出す使い方

 

エッセンシャルオイルの精油成分には揮発をすると成分が飛んで見えないレベルで空気を浄化してくれるという特性があります。

 

デスクワークやベットサイドで
原液をそのままティッシュに2-3滴落としておいておくだけでも空気が良くなります。

 

玄関では
外から帰ってきたときに頭の上でスプレーできるようにスプレーにした状態で置いておく。
また、ディフューザーで揮発させると予防になります。

 

リビングでも同様に
ディフューザーで揮発させる方法や窓を開け換気を済ませてからスプレーしたりすると新たに入ってきた空気をきれいにすることができます。

 

キッチンでは
テーブルにスプレーして拭いたり、シンクを掃除したあとにスプレーすると除菌になります。

 

トイレでは
トイレに限りませんがドアノブにシュッシュとして拭き取ると除菌でき、便器はお掃除のあとに、壁にもスプレーして拭き取ると香りよいお掃除ができます。

 

マスクにも
マスクにもシュッシュとするだけでガードしてくれます。

床や壁など飛沫が飛びそうなところ
どこでもスプレーして拭き取るという基本の使い方で感染症対策を。

 

 

エッセンシャルオイルを使ってスプレーを作る方法

 

用意するもの
・無水エタノール(ない場合はアルコール度数の高いお酒スピリッツで対応できます)
・精製水(ない場合は水道水でも可能)
・エッセンシャルオイル(これは必須なので最低1種類は準備してください。ちなみに3種類くらい香りを混ぜる方が使いやすい香りになります)
・100mlのスプレー容器

 

作り方の基本
今回はどこでも使えるように大容量で作ります。

100ml分のレシピ
・無水エタノール    80ml
・精製水        17ml~19ml
・エッセンシャルオイル 20滴~60滴

 

 

この割合はお好みですが、除菌するという目的の場合無水エタノールの分量を8割と考えます。

 

エッセンシャルオイルは20滴で1mlという換算になりますので、多くいれたらその分の精製水を減らして合計100mlになるように計算します。容器から溢れないように計算が必要です。

 

1滴で0.05mlとされるエッセンシャルオイルは、水分10mlに対し2滴で加えると1%濃度の溶液ができます。

100mlの水分に対し20滴のエッセンシャルオイルは1%濃度、40滴は2%濃度、60滴は3%となります。空気中の除菌に利用するなら2%-3%が効果的です。

 

作り方の手順
1.計量して用意する
2.無水エタノールのなかにエッセンシャルオイルを加えていきます。
3.スプレー容器にいれる
4.精製水を加える

無水エタノール→エッセンシャルオイル→精製水

この順序が大切です。
水に溶けないというエッセンシャルオイルの特性があるので
まず、無水エタノールにエッセンシャルオイルをいれていきます。

 

抗菌、抗ウイルスのスプレーを自作してみると以外に簡単です。
でも、自分で作るのは大変とか難しいと感じましたら
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アロマテラピーは香りを楽しむだけでなく
このように暮らしのなかで役に立つことがたくさんあります。

星の香りではアロマテラピーレッスンで基礎からエッセンシャルに特化したレッスンまで様々なアロマテラピーの楽しみ方をお伝えしています。

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ABOUTこの記事をかいた人

結婚を機に以前からあこがれていた北海道帯広へ移住。 星とハーブに囲まれて自然と共に生きるホリスティックライフを実践、アロマテラピーやハーブの講師として活動を始める。 その後、占星術アロマテラピーと出逢い認定占星術アロマセラピストを取得。 また、占星術に完全に呼応するFirst Light Flower Essence of New Zealand®(ニュージーランドフラワーエッセンス)も取得。 リーディングセッション、ワークショップなどを通じ、 個々の魂の鋳型を読み解き癒すことで持って生まれた良さがポジティブに出る気づきと癒しの活動をしている。 https://linktr.ee/hoshinokaori_obihiro