土星が順行へ
5月11日から逆行を介していた土星が順行へ戻ります。
土星は責任、時間、野心を司ります。
順行へ戻った土星はより一層引き締めにかかるような雰囲気を持っています。
国とか国境とか、そういう壁を作ることも土星が担う役割です。
今年は特に色々とありましたね。
占星術では春分の日を基準に一年が始まっていきますが、
今年はコロナウイルスという目に見えない恐怖で始まった一年。
5月の頃には緊急事態宣言が解除されつつありましたが
その時点で老舗の大手企業が倒産を迎え始めていました。
土星は古い伝統も象徴にあり、大手企業の倒産も含め
土星が逆行することで経済的成長も止まったように見えました。
オリンピックもなくなり、自粛生活もずっと続き
今もなんとなく沈んでいる雰囲気です。
例年の土星逆行と違うのはとなりに冥王星と木星がいること。
冥王星がそばにいるとパワーはいつもより大きく、
全てが覆されるような勢いで政治も枠組みも大きく変わっていきました。
土星が順行することで、今までストップされていた企画が通ったり、仕事がはかどったり。時間の遅延がなくなりイライラも解消されていきます。精神的にも一つ器が大きくなったような感じで大人の対応ができるようになります。
冬至までの準備期間が始まります
今年の一大イベントが冬至にやってきます。
現在、山羊座に滞在している木星、土星、冥王星がガヤガヤしながら進んでいます。
12月22日に太陽が山羊座に入る日。木星と土星が水瓶座へ入っていきます。
冥王星は2023年まで山羊座にいるので、太陽と一緒に過ごす時間はまだあるのですが
土星と木星と一緒に過ごす時間は次はしばらくありません。
冬至のタイミングは陽が隠に変わりエネルギーそのものが変化していく時期です。
そこに重なるように木星と土星が水瓶座で重なるということは
これからの水瓶座時代への祝福のような雰囲気です。
土星の目的意識が広がっていく。
ということは私たちの意識が自分だけのものではなくなり共有する時代へと入っていき、目的そのものが人との共有に変化していきます。
土星にとって水瓶座は古典の時代では支配星でした。
居心地は良く自分の思うがままに進んでいくことができます。山羊座の土星は枠組みを決めてそこからはみ出すことができない、出る釘は打たれるような感覚でしたが、水瓶座の土星は枠組みを壊して超えていく、理想に向かって規律正しくそして目的を達成するために働いていきます。
土星がのびのびと羽を伸ばせるのは案外水瓶座の方かもしれません。
木星と土星のコンジャンクション
木星と土星のコンジャンクションは20年に一度起こる現象です。
ですからさほど珍しくないといえばそうでありますが、20年というスパンは一つの時代を象徴していきます。20年経つと生まれたての子供が成人を迎えます。そのまた20年経つと人生の水も甘いも体験し、自分の目的意識が発達してきて人生を歩むということに目が向いていきます。そしてもう20年経つと還暦という節目を迎えます。その頃にはサターンリターンと重なり、60歳前後で大きな変化を体験される方も多いことでしょう。
今回のコンジャンクションの特徴は、水瓶座時代の到来に合わせて、水瓶座0度で起こるという奇跡のようなコンジャンクションです。
土星の目的意識と木星の成功拡大が重なることで、水瓶座の意識がより強調されていくことになります。水瓶座の意識は理想を追求する仲間、個性を愛して大切にする共存共栄を目指して行く姿です。水瓶から溢れる水は万人に行き渡り、全ての人が参加できる環境に変わっていきます。特別であることは全ての人に共通するといった感じです。
これから冬至までの準備期間では、自分は何を大切にしていきていくことができるのかを確認。
愛せるもの、愛されるもの、愛情がキーポイントとなっていきます。誰かから愛されているという感覚を確立することも水瓶座のテーマです。
土星は私たちの味方です。責任や規制などといた壁ばかりではありません。落ち着いて行動することでしっかりとした自分を作っていくことができます。土星の声援を受けていると感じてみて。
土星の香り
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