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占いは当たるものなのか?と問われて・・・・

セッションhoshinokaori
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セッションを進めていくうちにクライアントさんが「同じ条件のもと生まれてきた場合、同じ運命を辿ることになるんでしょ?」と問われました。
でも、占いはデータや統計によって成り立っているものではないので、全く同じ条件で生まれたとしても違う運命を辿っていくことになる。
統計学は占いが生まれてきた後に考えられたことで、それよりも先に神との対話や宇宙と地上の現象の対比などを体感して生み出していった経験則が占星術になります。
きちんと統計データに基づいて研究をされているところもあるようですが、それよりも大切なことは占星術を使ったセッションを行う占術家の姿勢とクライアントさんのセッションに対する姿勢だと思うのです。
科学的根拠をもとめたくなるけれど占星術は統計学的エビデンスはなく誰もが平均の人生なんてないのです。
西洋では占いの言葉は神のお告げを聞くインスパイアーディヴァイネーションと人生の兆しを感じとるアーティフィシャルディヴァイネーションに分けられていたそうです。
占星術は後者の方だと鏡さんが言っていましたが、人生の兆しを感じ取ることは論理的考え方になり占星学という領域になっていきます。
古代はインスパイアーディヴァイネーションの方が神から直接的な言葉を受けることができるので、そちらの方が正確だとされていたそうです。
日本でも目に見えない者のお告げを聞くイタコの文化があるのでなんとなく理解ができますよね。
毎日の占いなど今は占いが溢れています。そこで一喜一憂しつつも結果を気にしていたり。思い当たることがあれば当たると感じるし、思い当たることがなければ当たらないと思う。
昨日のセッションでも、結局それって天体の意味みたいなのと現実が合わないから当たってないってことでしょと問われました。
当たる占いは確かにあります。また、当てる占い師さんもたくさんいます。
セッションは、ホロスコープ、占術家、クライアントさんの3つの要素が混じり合って作られていくドラマチックなものです。
その人の人生は一つしかなくてその経験値もその人の物差しになっていき、占術家の人生もひとつしかなく知識や見方もその人独自に編み出した手法です。
だから、占い師さんとの相性が一番大事になっていく。
そして、セッションは良い時も悪い時も自分を整える時間です。
悩みを抱えて弱っている時に相談し親身に寄り添ってくれるような鑑定だったり、元気な時に相談してもより前を向いて進んでいけるような時間をくれる占術家が良いと思います。
また、価値観が同じの人が良いときや新しい視点からアドバイスをくれる人がいいときなど、使い分けることも良いでしょう。
いづれにしても、良い占術家は限られた時間の中で情報を共有し有意義な時間を与えてくれる、そして、クライアントさんのために役立つことができる人だと思っています。
今の時代の占いはエンターテイメントで楽しむものです。
楽しみながらも、自分の指針ができていったり自分を見つめ直す時間を作ることができますね。良い時も悪い時もそれなりに活用していくことが大事だと思います。
当たっていないと感じる占いに出会った時は自分らしく生きていない時だったり、あなたの心で生きている時かもしれません。その結果に対して、冷静になって分析して自分を見つめ直すこともできたりします。そこで迷ってしまったら西洋でしたらカウンセリングに通うなどの手法もありますが、日本だと気軽にカウンセラーに相談できるところはありませんね。星の香りのセッションはカウンセリングセッションなので少しだけ心理学的要素が含まれています。また、信頼できる占術家に相談することも良いと思います。
大事なのは、占いに振り回されないように、自分を調整する道具だと思って楽しんでくださいね。