10天体のアロマ【太陽】

占星術の基本的な考え方として「天空には黄道12宮という地図」があるのをご存知ですか？黄道12宮とは占いで使われる12星座の帯のことです。その星座の帯に、ある惑星が入ると…星座と惑星それぞれの基本的特徴と基本的意味を持って私たちに影響を与えるという考え方。

占星術ではそれぞれの星座の特徴・惑星の意味により、各々の影響を読んでいきます。誕生日・出生時刻・生まれた場所により割り出されたホロスコープ（出生図）では、サイン（12星座）・天体（惑星）アスペクト（惑星同士の影響を与える角度）・ハウス（時系列）がかかわってくるのですが、惑星が位置する星座の場所によって各々意味が変わってきます。みんな違う条件で生まれてくるので、みんな違う場所に惑星が置かれていくことになり、みんな違う人になるというのもなんとなくわかりますか？

自分を作る太陽の影響について

太陽は太陽系の中心にあり太陽系の惑星に重力を与えています。地球と同じ46億年光輝き、熱核融合で放たれた光は約1億5千万キロ離れた地球全体を照らし続けています。太陽は最も大きく、地球上のすべての生き物が生命を維持するために必要不可欠な惑星です。太陽の光が届かない海王星までも太陽風が流れているほどエネルギーにあふれた天体です。

太陽は世界各地で太古の神話時代から物語の中心の最高神として無数に語り継がれています。占星術では太陽は生命そのものにあたります。なので、自分の主体性、意識、基本的な人格、価値観や生き方そのものという意味し、私が最も私らしく生きることをあらわすことになります。

たとえば、12星座占いで「何座？」と聞かれたら・・・。お誕生日を基準にして星座を見ていきますね。いわゆる12星座占いというのは太陽がその時期に位置していた星座をもとにしてみていくことになります。つまり、ホロスコープでは太陽が何座にいたかということになります。太陽が位置していた星座、これを太陽星座と呼びます。

太陽は12星座を一年で一周することになります。毎年自分の生まれた太陽と運行している太陽が重なる日は特別な日に当たり、皆さん誕生日という形でお祝いしています。昔から太陽が昇る位置を観測している私たちは太陽が一年に一度同じ位置に帰ってくることを知っていました。
太陽は主体性を持たせてくれる惑星ですが、太陽系にはほかにも9つの惑星がありそれぞれの個性をもって太陽の周りをまわっています。占星術の基本的な考え方として、9つの惑星も様々な意味を表し誰もが9つの惑星の性質や星座を持っていることになります。