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幸運と発展の星・木星が双子座から蟹座へ
――風から水へ、知性から感情へ。拡大のベクトルが大きく変わるとき
2025年6月10日、木星が約1年ぶりにサイン(星座)を移動し、風のサイン・双子座から水のサイン・蟹座へと旅立ちます。
木星は約12年かけて黄道12星座をひとめぐりする「社会天体」であり、幸運・成長・拡大・発展・可能性といったキーワードを持つ星。その移動は、個人の生き方にも、社会全体のムードにも大きなテーマの変化をもたらします。
ここから始まるのは、「理性・情報・論理」の時代から、「感情・つながり・共感」の時代へのシフトです。
木星が蟹座へ移動することで、「感じること」こそが幸運をつかむきっかけを作ります。
感情は「自分らしくある」ための羅針盤になっていくことでしょう。
そして、あなたの人生にドライブ感をもたらすことになっていきそう。
さあ、あなたはこの星の流れの中で、どんな人たちとのつながりを大切にして、「安心できる場所」や「心のつながり」を育てていきたいですか?
双子座木星期がもたらしたもの(2024年〜2025年6月まで)
2024年6月、木星は双子座へと移動し、約1年にわたって風のエネルギーを地上に送り続けました。
この時期、私たちの人生に現れてきたキーワードは――「情報・学び・言葉・選択・ネットワーク」。
風のサインである双子座にあった木星は、情報とコミュニケーションの分野での拡大を後押ししてきました。
この時期、多くの人が学び直し、情報を発信し、「知る」「伝える」「つながる」ことで人と軽やかにつながる体験をしたのではないでしょうか。双子座の「知的好奇心」や「多様性」「スピード感」が融合し、社会全体に軽やかで流動的な知性の波が広がったのが、この期間の特徴でした。
知識の収集やシェアが盛んになり、SNSやAI、言葉を介したビジネスが加速し、
多様な選択肢の中から「何を選ぶか」が問われる時代となりました。
言葉が現実をつくり、論理が世界を回す――そんな風のエネルギーが満ちていた1年でした。
何が正しいか、よりも、何を自分で選び、どう伝え、どう感じるか。
その力が問われる場面が増え、「決められた道」ではなく「自分で選ぶ道」を歩む人が増えていったのです。
一方で、選択肢の多さや情報量の多さに疲れを感じた人もいたかもしれません。
すぐに答えを出さなければいけない空気、常に情報に追われる焦燥感、広くつながっても“心がつながらない”感覚――
これはまさに、双子座木星期の「影の側面」でしょう。
それでも私たちはこの1年で、「情報」や「言葉」「選択」が人生をどう形づくっているのかに深く気づかされたはずです。
次なる舞台は、蟹座という「心の世界」。
ここからは、内なる声と感情、そして本当に大切にしたい人や場所に光が当たっていきます。
木星蟹座期のはじまりへ―情報の時代を超えて、いま“感情”が人生の羅針盤になる
2025年6月10日、木星は水のサイン・蟹座へ移動します。
蟹座は、感情や家庭、そして「守るもの」の象徴。木星がこのサインに入ることで、私たちは「安心できる場所」「感情を共有できる関係性」「本当に大切にしたい人や価値」を見つめ直すことになるでしょう。つまり、木星が蟹座へ移動することで、ここからの1年は、心・家・過去・共感・保護といったテーマが前面に出てくる時期となります。
この流れの中で、これまで後回しにしてきた心の声、感情、過去の記憶、家族との関係がリアルに浮かび上がってきます。知識を求めて外へ外へと広がっていた意識は、これからの1年で、内側にある“本当に大切なもの”へと回帰していくのです。これまで忙しさや情報の波に流されて、つい後回しにしてきたもの――
・自分の心の声や抑えてきた感情。
・忘れていた過去の記憶。
・家族や身近な人との関係性について。
それらが、今ここで見つめ直すべき大切なテーマ。これは「感情の浄化」とも言える時間となり、内なる「心の故郷」を育てるとき。過去を振り返ることで、未来へとつながる安心の土台が築かれていくでしょう。
木星蟹座期は、外の世界で何かを「勝ち取る」よりも、内側にあるものを「育む・癒す・受け入れる」ことで人生が自然に広がっていく流れを持っています。
この時期は、自分の心が安心できる場所――「心の故郷(ホーム)」を築いていくことが、すべての成長の鍵になります。
・家を整えること
・感情を素直に表現すること
・誰かと心を通わせること
・自分の過去や家族と向き合うこと
それらすべてが、木星蟹座期の「拡大」の形なのです。
社会全体にも訪れる、大きな価値観のシフト
木星は個人だけでなく、社会全体の空気感にも影響を与えます。
蟹座木星期の到来によって、世の中には次のような変化が広がっていくと考えられます。
・「スピードよりも、安心感」へ
これまでの社会は、「早く」「多く」「効率よく」が重視されてきました。
でもこれからは、それだけでは心が疲れてしまう。
人々はもっと“安心して深呼吸できる時間や場所”を求めるようになるでしょう。
ゆっくり話す時間や余白のある暮らしを通して、心地よい人間関係を築くことで、
速さよりも“ぬくもり”が、豊かさの基準になっていきます。
・誰かを守り育てることへエネルギーが注がれる
蟹座は「育てる・守る・世話をする」というエネルギーを持っています。
この1年は、以下のようなテーマに注目が集まりやすくなります。
子育て、介護、家族との時間を通して、絆を築くこと。
メンタルケアや心の健康への取り組みが注目を浴びやすい。
看護・保育・家族支援といった仕事にかんして、世間の注目が集まり評価が上がることも。
「人を大切にすることが、社会の基盤になる」ような時代の流れやムーブメントが起こっていきます。
・伝統やルーツを知ることで、新しい知恵を得る
蟹座木星期は「懐かしいもの」にフォーカスすることで、新しい発見や自分らしさを見つけられるるかもしれません。それが、あなたの心のふるさとへつながるかも。
実家に帰る機会が増えたり、家系の歴史をたどる機会に恵まれるかも。
昔ながらの暮らしや食文化を見直して、代々受け継がれることを学ぶ機会もあるかもしれません。
失われかけた温もりや知恵を、もう一度自分の人生に取り戻すこと。
それが、今の時代だからこそ必要な“豊かさ”なのかもしれません。
・感情や共感が、新たな人間関係を生むことに
蟹座木星期は、心からのおもてなしに注目が集まることに。これからは、心でつながる力――共感力・受容力・思いやりが、より大きな意味を持つようになります。
「聞く」「うなずく」「待つ」といった静かな対話により、誰かの気持ちに寄り添える力を育むこと。
感情を素直に表現できる安心できる環境やシェアできる関係性を築くこと。
血のつながりはなくても、家族のような仲間ができること。
浅く広くつながるだけでなく、深くあたたかくつながることが求められる時代へと入っていくのです。
最後に、
木星蟹座期に広がるのは、見た目の派手な成功や数字ではなく、
“心が満たされる関係性”や“安心できる暮らし”という、目に見えない豊かさです。
社会がどれだけ変化しても、
人間としての本質――「安心したい」「愛されたい」「誰かとつながりたい」――その想いは変わりません。
この1年は、そんな原点回帰の旅。
あなたにとっての「心のふるさと」は、どこにあるでしょうか?
それを探しにいく準備を、今ここから始めてみてくださいね。
【2025年 木星蟹座期】12星座別に読む、感情の拡大と“心のふるさと”を見つける旅
木星が蟹座にある期間は、私たち全員にとって「心の居場所」「感情のつながり」「家庭的な安心感」といったテーマがクローズアップされる時期。
12星座それぞれがどんなテーマに取り組み、どんな形で幸運やチャンスを受け取るのかを解説していきます。
牡羊座
心から安心できる場所をつくる
この1年は、外に向かって走ってきた自分が、ふと立ち止まり「本当に安心できる場所ってどこだろう?」と振り返るタイミングです。
家族との関係を見直したり、住まいを整えたり、自分の“心の居場所”をつくることが開運のカギに。
ヒント:無理して前に進まなくていい。安心できる人と過ごす時間を大切に。
牡牛座
感情を言葉にすることが、大きな癒しと絆を生む
思っていることを丁寧に伝える、心のこもった会話が人との関係を深める1年に。
身近な人との対話や、SNS・手紙・メッセージなど、言葉に愛情や共感をのせることが運を開いていきます。
ヒント:言葉を温かく使うこと。それが信頼を育て、チャンスを引き寄せます。
双子座
心が本当に求めている“豊かさ”を見直す
お金や物より、心の充実が大切に思えてくる時期。
安心感や自分の価値観に沿った生き方を大切にすることで、自然と“必要なもの”が手に入るようになります。
ヒント:暮らしの中に「心地よさ」「ぬくもり」を増やしていきましょう。
蟹座
自分を大切にしながら、もっと外の世界へ
いよいよ主役の年!新しいスタートを切る人も多いはず。
家族や過去を大切にしながらも、今のあなたが進むべき方向へと、自然に背中を押されるような追い風が吹いてきます。
ヒント:遠慮しないで。「自分らしさ」を堂々と打ち出していこう。
獅子座
一人で頑張らずに、心をゆるめる
この1年は、外側で見える成果より、内側の癒しや気持ちの整理に目を向けたいとき。
感情をため込まず、安心できる場所でリラックスすることが、未来への準備になります。
ヒント:心の声に耳を澄まそう。「今は無理しなくていい」と言ってあげて。
乙女座
あたたかい仲間と、新しい居場所が見つかる
友人関係や人とのつながりが大きく広がる1年。
「安心して本音を話せる仲間」や、「一緒に未来を描ける人」との出会いが増えていきます。
ヒント:自分に似た価値観の人とつながると、未来が加速する。
天秤座
社会の中で“感情を大切にした働き方”へ
責任や役割が増える一方で、「もっと心が満たされる生き方をしたい」と感じる年。
人をケアするような仕事や、家庭とのバランスがテーマになりそう。
ヒント:人の役に立つことの中に、あなたの使命と豊かさが隠れています。
蠍座
心を震わせるような学びや体験をしよう
遠くの世界、知らなかった価値観との出会いが、心を開くきっかけに。
旅・学び・読書などを通して、自分の中に新しい感情や世界観が生まれてきます。
ヒント:感動するもの、美しいもの、本質的なことに触れる時間を持ってみて。
射手座
信頼できる人と「深く共有する関係」へ
誰かと心を通わせる、深いパートナーシップがテーマ。
自立を手放して、人と頼り頼られる関係へと進むことで、感情的な満たされ感が広がります。
ヒント:強がらないでOK。「本音」を分かち合える人を見つけよう。
山羊座
寄り添える関係、心が安心する絆を育てる
人間関係が大きく動く年。恋愛、結婚、仕事のパートナーなど、大切な相手との“感情のやりとり”が深くなります。
「一緒にいると心が落ち着く人」との関係を育てていくことが開運につながります。
ヒント:心を開けば、相手も心を開いてくれます。ひとりで頑張らなくて大丈夫。
水瓶座
自分を整えることが、まわりへのやさしさになる
忙しさの中で心を見失いがちだった人は、ここで一度立ち止まって。
生活リズム・健康・仕事の進め方を見直して、「ちゃんと休める」「感情を置いていける」日常を整えることが重要です。
ヒント:セルフケアは自己中じゃない。心を整えることが、他者への優しさにもなる。
魚座
喜び、愛、表現――心が動くままに生きていい
恋愛、子ども、創作など、「心がときめくこと」にフォーカスした1年。
頭で考えるより、「楽しい」「うれしい」「好き」と思える感情を大切にすることが、人生の流れを変えていきます。
ヒント:ときめきを遠慮しないで。愛も喜びも、ちゃんと受け取っていい。
感情を信じることが、これからの“本当の豊かさ”へとつながっていく
木星が蟹座に滞在するこの1年は、すべての星座にとって「感情」「安心」「人とのつながり」が、人生を豊かにする大きなカギとなります。
これからは、目に見える成果やスピードを追うよりも、自分の内側にある気持ちや、心の声をどれだけ丁寧にすくい取れるかが問われる時代へ。
誰かと笑い合える瞬間。
ふと涙がこぼれるほどの共感。
「ここにいていい」と思える場所――
そうしたものこそが、あなたの未来をやさしく育ててくれます。
あなたにとっての“心のふるさと”は、どこにあるでしょうか?
その答えを探す旅が、今、静かに始まろうとしています。
拡大と発展を運ぶ天体精油
木星の香りは、あなた自身が「もっと自由に、もっと深く幸せを受け取っていい」と思えるようになるための、香りの導き手です。
香りの中に、星の祝福を。
そして、その広がりを、あなたの日々へ。

カウリ・ホリスティック・ヒーリングオリジナル天体精油 木星
星座の香りと合わせることで幸運を広げる香りになります。
木星の香りはポジティブで寛容なエネルギーを与え、広い視野で幸運と成功を導きます。
マンダリン・ローズウッドの甘みのあるウッディな香りがサポートするエネルギー:
保護する力、拡大する力、受容性、肯定性、精神的な成長、可能性、才能、道徳的な観念、魂の成長
インナーチャイルドの癒しや、感情的な満足感をもたらします。傷つきやすいあなたの過去のトラウマや依存心を手放すサポートをし、本来の愛の形が現れてきます。蟹座特有の母性愛も育みます。家庭と母性に関わることにフォーカスする場合に使います。
ローマンカモミール・レモンの優しく和む香りがサポートするエネルギー:
優しさ、育み、思いやる心・愛、与える心、家族愛、感情的な自立、粘り強さ