下弦の月・山羊座の月
5月に入り昨日は気温が程よく気持ちよかったのですが強風の日でした。
その前に降った雨が土に染みていて程よい感じ。
「さあ。そろそろ畑仕事をしよう!」
まずは雪明けの畑の草抜きです。
北海道の畑は雪に覆われると同時に地面は霜で膨れ上がります。
そのおかげで半年休ませることができ、土がふわふわになります。
春一番のお仕事で畑の草を抜くのに適していて、
このタイミングで抜くと土が柔らかいので根っこまで丁寧に取り除くことができます。
野草生活
春を迎えると同時に山菜のシーズンが始まります。
ふきのとう、アイヌネギ、アイコ、エゾエンゴサク、カタクリを
冬眠明けのクマと同じリズム(?)で食べていきます。
冬眠明けのクマはお腹が空っぽなので、山菜を食べてお腹の調子を整えて
デトックスをしているんだよ。というお話を聞いたことがあります。
毎年、ことの時はクマと同じ気持ちになって山菜デトックス。
その中でも万能野草の一つ。
タンポポの収穫をして、根っこをお茶にします。
根っこは油に合うのできんぴらにも。
葉っぱは天ぷらや和物のアクセントに。
お花も同様に調理でき、全てを使えます。
ただ、綺麗な場所に生えているもの、
農薬がかかっていないもの、
人に踏まれていないものといった衛生面を考慮して
家の庭に生えているものを収穫します。
山羊座の月の畑仕事
今は下弦の月で水分も抜けて行きやすい時です。
プラス、山羊座の月はドライな性質を持ち乾燥させる作用が働きます。
これは植物だけでなく私たちにも影響を与えています。
お肌が乾燥しがちになるとか、体もカラカラになりやすいので
水分補給やお肌のケアもいつもより入念にして乾燥を防ぎましょう。
山羊座、下弦の月だったので
畑のタンポポを乾燥させようと思い
タンポポだけのつもりで抜き始めたのですが、
畑の草全部抜きたくなってしまい、結局畑も起こしてしまいました。
そして、根っこを洗い天日干しして、
細かく裁断し乾燥させます
焙煎してできたのがたんぽぽコーヒーです。
このまま食べても香ばしくて美味しいおやつになります。
母乳の出が悪いお母さんの味方でありますし、
肝機能を回復させるときに飲むと良いハーブです。
葉っぱは下茹でして使うとなんでも使うことができるお手軽ハーブです。
【豆知識】タンポポについて
カルペパーの時代から知られている薬草ですので、
カルペパーのハーブ事典にも記載があります。
「よく知られているように、深い切れ込みのある長い歯が、根頭を取り巻くように地面に広がる。鋸葉の端は両方とも根へと下向きになる。中助は白く、折ると大量の乳液が滲み出る。ただし乳液は根の方がはるかに多い。・・・中略・・・ねは地中とても深くまで伸び、千切れても枝根を伸ばす。いったん深く根を下ろしたら、滅多に枯れることはない。属性、木星」
ここには肝臓・胆嚢・脾臓の閉塞とそれに伴う黄疸や心気症に効果があって、薬として白ワインで煎じたり、ブイヨンで煮て食べると尿道の膿腫や潰瘍を治癒させ、全身の消耗と不調の状態を大幅に改善するとあります。また、蒸留水を作って伝染病の発熱やできものをきれいにする効果を謳っています。
黄色の花は黄疸の肌の色と同じ黄色になるから黄疸に効くと考えらていたそうですが、学名もofficinaleがついているのでそもそもが薬として使われていたのですね。ヨーロッパでは一般的に春に食べられる野草として重宝されているそうです。
日本では別名ツヅミグサという名前もあります。
この由来は茎を水につけると、くるくるっと丸まってまるで鼓のようになるからだとか。
みじかな野草だけど、なかなか食べようと思わないかもしれません。
ハーブ屋さんでも売られていますので購入してみるのもいいですし、
自分で取って食べてみるのもいいかもしれませんが自己責任でお願いします。
Enjoy herbal life!