白樺樹液の採取開始です♪
コロナ、コロナでおうちに籠ってばかりで
そろそろ嫌になってしまいますね。
お庭の森では雪解けが進み
日差しは春っぽさを感じます。
お散歩するだけでも雪のところと土のところがあって
楽しい森ですが、やっぱりこの時期のお楽しみと言えば。。。
白樺樹液!
本来なら今日は東京からのお客様を出迎えて
白樺樹液の採取体験をご案内する予定でした。
白樺樹液でしゃぶしゃぶをして
アイヌネギやふきのとうの天ぷらを食べて
樹液で炊いたご飯や私の作ったお味噌でお味噌やふきのとう味噌を振る舞い
食後には樹液で淹れたコーヒーも格別な味わい。
北海道の春を満喫していただく予定でした。
でも、コロナの影響を受け中止に。。。_| ̄|○
私たちは戦いを強いられていますが
植物は自分のペースで生きています。
だから春を満喫するということは
今しかできないことです。
ツアーのメインは採取の現場を見て感じること。
ですから、お庭の白樺も見ていただく予定でした。
樹液採取はとても簡単。
でありながら、とても楽しい。
家に籠ってばかりで飽きちゃったお子さまも
樹木から流れ出てくる樹液を見たら
命の大切さや樹木が生きていることを実感でき
木育が身近に感じられると思います。
そこで
今日は白樺樹液の楽しみ方
お伝えいたします。
白樺樹液の楽しみ方
実は白樺樹液は春先の1ヶ月ほどしかとれません。
1ヶ月って短いですよね!
その間しか根から養分を取らないということになり…
養分が行き渡ったら葉っぱをだして
次は葉っぱから光合成をして養分を補う。
このサイクルで成長しているのが白樺です。
ぐんぐん樹液を吸い上げているので
ピーク時には一晩で10Lのタンクでもいっぱいになるほど。
最初の方が甘くて癖のないお水なのですが
シーズン最終になってくると雑味のあるお水になります。
樹液をとって恩恵を受けることができるのは
自然のサイクルを利用して恵んでもらっているということ。
ありがとう!白樺!
でもちょっと待ってね。
どこの白樺で採っても良いというわけではありません。
白樺はどこにでも生えている木ですが、
どこにでも生えているから
特に気を付けなければならないことは。
公園等の公の場所や持ち主がわからない山での採取は
法律の抵触や個人の土地に侵入してしまいトラブルになりかねないので
採取は必ず所有者がわかる木で行ってください。
木の選定はちょっと大きい方がいい。
若い木を傷つけたらそのまま死んでしまうかも。
できれば大人が両手で輪を作っても余るくらいのもので試してね。
最後に採り終わったら蓋をしてね。
採り終わってもまだ樹液を吸い上げている可能性があるので
漏れないように穴に木を埋めるかコルクを差すこと。
そうすると傷の治りが早いそうです。
白樺樹液の真相は!?
樹液の味わい。
白樺樹液ってさらっとした甘味があり後味も爽やかです。
樹液をそのまま水のように飲むこともでき
コーヒー、紅茶、炊飯、煮物に
といった日常使いはもちろんのこと
お化粧水としてお肌の水分補給にも。
白樺樹液の効能
樹液のなかにはビタミンや微量栄養素が豊富に含まれていて
ミネラルもバランスよく入っているので体の機能を正常化してくれます。
・デトックス
・免疫活性
・抗酸化作用
・体質改善
・お肌の炎症を抑制
・細胞の再生
・筋肉疲労(乳酸除去)私たちの体を浄化して綺麗になる作用があるので
1ヶ月の間毎日少しずつ取ることは体のメンテナンスに役立ちます。
では、実際にどのように採取していくかみてみましょう。
白樺樹液採取をやってみよう!
必要なもの
・ペットボトル(4~10L)やタンク等の容器
・ホース1m(経口1cm位)
・ホースのプラスチック製ジョイント(今回はステンレスのニップルを利用)
・ドリル(電動の方が楽)
下準備
まず、ペットボトルの蓋に穴をあけホースが入れられるようにします。
ペットボトルを置く位置も安定した場所を選ぶ。
木を決めたらペットボトルも設置してみて穴をあける高さを決める。
穴はひとつしか開けられませんので慎重に決めましょう。
手順
①ドリルで幹に穴をあける
木の幹の表面に導管があり、ストローのように吸い上げるので深さ1ー2cmで十分です。
太さはホースのジョイントよりもひとまわり小さいものか同経くらいの大きさ。
このときに樹液が出てこなかったらタイミングをみて樹液が出るようになってから採取します。
時期としては4月上旬から。早いときは3月下旬。年によって異なります。
②幹にホースのジョイントを差し込む
グイグイ押し込むくらいのキツさが良いです。
金属製の金具を使う場合はハンマーでゴンゴンしてもいいでしょう。
今回はステンレスのニップルを使いました。
いきなりホースを差したことないのですが、
固いもので出口を固定した方が安定的に樹液の採取ができると思います。
③ジョイントにホースをつなぎ、ペットボトルまで誘導する
幹に繋いだホースからペットボトルまで溜まりができないようにセッティングします。
このときにジョイントとホースに隙間がないことを気を付けてください。
ペットボトルもできるだけホースの入るところに隙間がない方がゴミも入らず、
転んだりしてもあまりこぼれないと思います。
④ペットボトル(タンク)を固定をする
せっかく採れた樹液がコケて漏れないように木にくくりつけ倒れないようにします。
こんな感じでセッティングしてみてくださいね。
二時間で100mlほど溜まってました。
明日が楽しみです♪
もうすぐ春休みも終わっちゃうけど
今しかないのでレッツチャレンジしてください❤️