第3回阿寒湖フィジカルリトリートツアー【阿寒の森でととのう旅】

第3回阿寒湖フィジカルリトリートツアー

 

11月6日〜7日の二日間にわたり心と身体をととのえるリトリート。
阿寒の森は穏やかに私たちを迎えてくれました。今年の秋は少し長くて、この日もこの時期にしてはプラス気温で森の中での散策や運動が気持ちよくて素敵な体験をしました。ゆっくり歩きながら進んでいき森の奥でフィジカルを整えていく様子をリポートさせていただきます。

 

 

DAY1【阿寒湖エコミュージアムセンター野竿さんのガイドとスポーツトレーナー「アンドケア」さんの指導でととのう】

 

全道各地からこのリトリートのために阿寒湖エコミュージアムセンターに集合してくれた15名の皆様とともに森の中を歩いていきます。開始前にはいつもの測定をして血圧などのチェックをして終了後にもチェックをしていきます。フィジカルリトリートでは効果を数字で測定するのも大切な作業です。

阿寒湖エコミュージアムセンターは阿寒湖の自然を伝えてくれる場所。自然のことはもちろん説明をたくさんしてくれるのですが、阿寒の森の豊かさは、この自然をそのままの姿を保っていて森を保全されている前田一歩園財団があるからです。今、自然のまま保たれている森というのは貴重。その森を案内してくれるガイドさん一緒でないと入れないところまで連れて行ってくれます。

今回も黄色い服を着ている野竿さんにガイドしてもらいます。実は野竿さんはYouTuberで葉っぱくんチャンネルの中で日本の自然の楽しさや豊かさを楽しく伝えているのですが、自然も違う視点から見るとこんなに面白いのです。ぜひご覧ください。

 

森の中のフィジカルリトリート

 

さて、車でしばらく行くと森の中に到着。

森の中に入っていくときはいつもワクワクします。

森を歩くこと数分にしてすでにもう野生動物が主役の場所に着きます。
阿寒の森ではエゾシカ駆除のシステムが整っていて、このように木に番号をつけて餌場を作り鹿から森を守っています。北海道では毎年鹿の被害が農業や森にたくさん出ているのです。農業では新芽を食べてしまうので作物が育たない、森では木の皮を食べてしまうので木が枯れてしまうという被害が出ています。これも自然のことと思われるかもしれませんが、保護された結果です。

 

野竿さんが持っているこの袋の中にはガイドさんの秘密兵器が入っています。
植物や動物、自然や森のことをなんでも答えてくれ楽しく説明をしてくれるのですが今回は!

エゾアカマツの松ぼっくりはどーれだクイズ。答えで出てくるものが笑です!

本物の毛皮クイズ。目隠しをして当てるのです!

あなたもアクションヒーローになれる!
マツヤニで作られた瓶は昔の映画に使われていたそうです。阿寒の森ではマツヤニがたくさん取れるそうで、苦労して作った瓶を持ってくてくれました。そこでパフォーマンスをしたのですが、動画がアップできません。Facebookにアップしておきますのでご覧ください。

 

野竿さんの愉快で楽しく森を学ぶクイズをしながら歩いていくとあっという間に森の奥まで着いてしまいます。奥までくると阿寒湖へそそぐ源流に出会うことができます。ガイドさんが一緒でないといけない場所なのですが、本当に綺麗なところです。

樹齢800年の桂の木です。昨年はまだ葉っぱがある時であまーい香りがしていました。
今年も会えてよかったです!

 

アンドケアのスポーツトレーナー桑野さんによる
森の中でととのえるフィジカルトレーニング

 

源流の森の中でフィジカルトレーニングを指導してくださったアンドケアの桑野さん。弟子屈で治療院をされているのですが、いつも全国を飛び回っています。

 

自分の好きな木とのトレーニング。
好きな木を探すところからはじまります。

今回のお相手はこちらの切り株から生まれた木にしました。生命力があふれています!

 

地面と自分をつなぐことで身体がととのうという感覚を教えてくださり、しっかりと大地を踏みしめるということを忘れないで歩くことで足腰の痛みがなくなるそうです。私痛いところはないのですが、姿勢が悪い時があります。でも、大地をしっかりと踏み締めて歩くと「あら!歩きやすくスムーズに足が出る!」ということを実感しています。教えていただいたことを忘れずに続けていこうと思いました。

帰り道にはまたもや野竿さんのクイズが待っていました!

ではみなさんもご一緒に。

野竿さんが持っている白いものはなんでしょう?
一見するとヒモのようです。アイヌ文化ではこれを使って紐を作っていました。簡単に作ることができのですが、とても時間がかかるそうです。

わかりましたか?
答えは鹿の腱です。鹿は捨てるところがないくらいたくさん利用されています。

興味津々に触って森の恵みの凄さを実感。ちなみに鹿の足の裏は柔らかいのそうです。おまけにこの腱なのでジャンプ力がハンパないんですね!
森で癒されてクイズで笑わせて心もほっこりさせてくれる野竿さん、フィジカルで身体をほぐしてくれる桑野さん最高のコンビです!

ハートンツリーさんのランチ

 

フィジカルリトリートを終えてお腹が空いたところで今回はランチも特別なものを用意してみました。
鶴居村にあるペンション&カフェ ハートンツリーさんのランチボックス。

体に良い素材にこだわり、全て手作りの優しいお味。彩も全て野菜の色。
こんなに綺麗でセンスも素敵なお弁当ははじめてです。

今回参加してくれた屈斜路湖畔の宿ワッカヌプリさんもプリンを差し入れてくれました。
パンはランチボックスについているものですがふんわりとして小麦の甘さがよくわかる美味しい一品でした。

コロナの感染症対策としてできるだけ黙食でしたが、みんなで食べるランチは美味しいですね!

 

夜ヨガで魂のリトリート

 

夜はニュー阿寒ホテルに宿泊して、みんなで夜ヨガを体験。

松橋先生のヨガは素敵な声とリズムでゆっくりと身体をほぐしていきます。
先生のヨガをしているときは優しくて温かい空気が流れて、みんな幸せな気分でヨガを受けていることを感じます。

 

先生がご用意してくださったキャンドルで瞑想をする時間もありました。
何もない無の状態に入るととても気持ちよくてうとうとしてしまいます。その状態がとても良いのですよと先生がおっしゃっていました。心も体も魂も全てととのった1日の終わり。素敵な時間をありがとうございました。

 

夜のヒーリングは施術や占星術アロマテラピー®︎カウンセリングセッションで

 

今回もワーケーションで占星術アロマテラピー®︎カウンセリングセッションを提供させていただきました。自然や植物とつながることは森に入ることだけではなく、施術や香りとつながることもリトリートの一つになります。
1日目はアンドケアさんの施術、リフレクソロジーノマドさんの施術などもありホテルに入ってからも癒されることができました。

 

 DAY2【川歩きと森ヨガで五感を全開にするリトリート】

 

二日目はニュー阿寒ホテルの佐藤さんに森を案内してもらいます。ニュー阿寒ホテルでお仕事をされていながら森のガイドさんもしているそうです。普段から森を歩いたり、自転車に乗って森を楽しんでいる阿寒の森を知り尽くしている方です。写真の一番奥の方です。

阿寒の森では川の中を歩いて行くことができる場所があります。
そこを上流に向かっていくと滝に遭遇しました。

どうやったらこんなにクルリンとしてしまう?ど根性で生き延びて、今も成長している樹木の素晴らしさ!植物のエネルギーは成長のエネルギーしかない。ということを物語っていますね。

三番目の滝。ここには精霊がいる感じがするのです。冬に来た時もとても綺麗で輝いていましたが、秋の様子も水量が多くてみずみずしい感じがしました。

川を流れていく水が阿寒湖へと注いでいくのですが、阿寒の森で育まれた水は綺麗で生まれたてでフィジカルリトリートでととのう旅には必須。川の中は秋でも冷たいということはなく気持ちが良かったですよ。

 

森ヨガでととのう

この旅の最後のプログラム。
森ヨガです。

ヨガを始める前にアーユルヴェーダハウス北海道の内呂先生もいらっしゃったので、インドにおけるヨガの考え方も教えていただきました。

網走から参加されている松橋先生はヨガを教えて30年というベテランです。
呼吸が全てと教えてくださり、1人になってもできそうなヨガを教えてくれました。
上半身を中心に動かすことで体全体があったまりました。上半身を意識して使うことはあまりなく、これからは少しづつでも動かしていこうと思いました。

 

最後にホテルでバイタルチェックをして終わります。
歩くことで体の中が活性化して血圧が上がったのでしょうか?帰ってきてすぐに測ったからでしょうか?いつもなぜか血圧が上がってしまいます。でも、呼吸や心拍は落ち着いているのでやっぱりストレスが発散されていると思います。

阿寒の森のフィジカルリトリート、今回は2泊される方もいらっしゃいました。
2泊目は深川のハワイアンロミロミマッサージ ラニさんの施術、アーユルヴェーダハウス北海道さんのコンサルテーションなどを受けることができ、みなさんそれぞれお好きなものをチョイスされて受けられていました。

第3回阿寒湖フィジカルリトリートツアー【阿寒の森でととのう旅】
最後までお読みくださりありがとうございました。
心・身体・魂・食をホリスティックにととのえることができたと思える旅でした。
個人的には二日間を通して体に変化があったのはウエストが細くなったことと、腋窩リンパの溜まった部分のプニプニしていたところがなくなったことです。これが結構悩んでいたところでありまして、両方とも解消できたのが驚きでした。これからも続けてキープします!

 

フィジカルリトリートはアカエゾマツからはじまっています

 

最後になってしまいましたが、この旅をアレンジをしてくださる木育マイスター酒巻さんのご紹介です。

真ん中に立っていらっしゃる方が酒巻さん。

酒巻さんは一般社団法人パイングレースでアカエゾマツ精油の製造をされています。このリトリートは前田一歩園財団とパイングレースの繋がりで開催できるようになったという経緯があります。
精油の原材料であるアカエゾマツは阿寒の森で採取されています。アカエゾマツの精油や芳香蒸留水から阿寒の森の香りの体験もできます。今回お世話になりましたニュー阿寒ホテルでは最上階の特別室に泊まりますとサウナのアカエゾマツロウリュ水の体験ができます。アカエゾマツの香りはパインの中では柔らかくて優しい香りがしています。興味がある方はぜひサイトをご覧くださいね。

 

You only live once
一期一会の旅。ありがとうございました。

ABOUTこの記事をかいた人

結婚を機に以前からあこがれていた北海道帯広へ移住。 星とハーブに囲まれて自然と共に生きるホリスティックライフを実践、アロマテラピーやハーブの講師として活動を始める。 その後、占星術アロマテラピーと出逢い認定占星術アロマセラピストを取得。 また、占星術に完全に呼応するFirst Light Flower Essence of New Zealand®(ニュージーランドフラワーエッセンス)も取得。 リーディングセッション、ワークショップなどを通じ、 個々の魂の鋳型を読み解き癒すことで持って生まれた良さがポジティブに出る気づきと癒しの活動をしている。 https://linktr.ee/hoshinokaori_obihiro